ヘモ・ヘルニア日帰り手術クリニック
胃腸内科/大腸・肛門外科/内科/麻酔科

〒481-0004
愛知県北名古屋市鹿田栄109番地1

TEL:0568-23-2007

名鉄西春駅東口より徒歩3分

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そけいヘルニア日帰り手術|北名古屋市の胃腸内科・大腸・肛門外科・内科・外科・麻酔科|脱腸

そけいヘルニア日帰り手術

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実力医の履歴書

実力医の履歴書 外科系Ⅰ
(平成18年9月)
完山泰章院長が紹介されました。

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そけいヘルニアとは

そけいヘルニアとは

一般に“脱腸”と呼ばれる良性の病気です。小児と成人では原因が違い、治療法も異なります。小児のそけいヘルニアは自然に治るケースもありますが、成人そけいヘルニアは加齢とともに下腹部から足の付け根(そけい部)の組織が脆弱になり、その部分からお腹の中にある腹膜が袋状に飛び出してくることによっておこります。

 

そけいヘルニアになりやすい人

加齢
特に40歳以上の男性
加齢
職業
お腹に力がかかる仕事・立ち仕事に従事する人
職業
日常生活
咳をよくする人・妊娠している人・過激な運動をする人
日常生活
病気など
便秘症・肥満・喘息・慢性肺疾患
病気など
 

そけいヘルニアには3つの種類があります

そけいヘルニアには3つの種類

そけいヘルニアの手術方法

そけいヘルニアはお薬では治すことはできません。下腹部に隆起を認め、不快な症状がある場合は、専門医にご相談下さい。

そけいヘルニアの手術方法

手術件数
国内の手術件数は年間15万件(2004年)、患者の8割以上が男性です。

従来法
従来法の手術はヘルニアの出口を糸で縫って塞ぐ方法でした。
欠点:痛みが強く、入院期間が長い。

 

DK法(ダイレクトクーゲル法)
形状記憶リングに縁取られ、中央にストラップの付いたポリプロピレン製の円形メッシュで内側から腹膜を覆い腸などが出てくるのを防ぎます。ポリプロピレンメッシュは40年ほど前から使用され、体内使用の安全性は確立されています。

DK法(ダイレクト クーゲル法)

  • 従来法との違い
  • 手術時間が短い
  • 手術創の大きさは4cm程度で、術後の痛みも軽い
  • 再発率が低い
  • 医療機関によっては、日帰り手術も可能

当クリニックではダイレクトクーゲル法を用いた日帰りのそけいヘルニア手術をおこなっております。

当院のそけいヘルニア日帰り手術(短時間日帰り手術)

  • 特色
  • 手術当日の院内滞在時間(来院されてから帰るまでの時間)は約3時間(短時間日帰り手術)です。
  • 初受診から終診までほとんどの方が3回の通院で終了します。
  • 術式は主にダイレクトクーゲル法を行いますが症例によりプラグ法を施行します。メッシュは異物感、違和感のより少ないライトウェイトメッシュ(ダイレクトクーゲル法の場合はモディファイドオンフレックスメッシュ、プラグ法の場合はパーフィックスライトプラグ)を使用します。
  • 最寄り駅(名鉄西春駅)から徒歩3分の距離ですので遠方から電車で来院される方にもアクセス良好な場所にあります。




当院での日帰り手術の流れ(来院から手術、術後診察まで)


 
<初受診日> 
診察:そけいヘルニアの状態を診察します。持病の有無の確認、 内服薬の確認、全身状態のチェックをします。
                             ↓
上記の診察で日帰り手術が可能と判断されますと、手術方法の詳しい説明、術中術後の経過や起こりうる合併症の説明をおこないます。
説明に納得いただき、手術に同意されますと、術前検査、手術日程を決めます。

                             ↓
術前検査:血液検査、心電図、レントゲン検査をします。
                             ↓
日程が決まりましたら手術当日の詳しい説明をおこないます。

※上記の説明、検査には30~60分ほどかかりますのでできるだけ早い時間にご来院ください。遅くとも午前診の場合は11時までに、夕診の場合は18時30分までには受付くださりますようお願い申し上げます。

※他の疾患で内服治療中の方はお薬手帳をご持参ください。


<手術当日>
手術当日のタイムスケジュール(例)
12:40 来院。
     当日の健康状態のチェックをします。問題なければ手術準備をすすめ手術室に入室します。 

13:30 手術開始(手術時間 30~60分)

14:30 手術終了。リカバリー室に帰室します。 

15:30 手術後の注意点、生活指導、内服薬の説明をします。その後帰宅となります。
                  


<手術1週間後>
手術1週間後に診察です。
創部のチェックをし、問題なければ終診となります。
                  
 



手術費用


当院のそけいヘルニア手術は全例保険診療です。
 
保険負担割合 3割負担 2割負担 1割負担
初受診日(術前検査費用) 約 5500円 約 3500円 約 1800円
手術当日(手術費用) 約 45000円 (※1)約 18000円 約 15000円

※1 自己負担限度額の適応
 

教えて!ドクターQ&A

50歳男性です。先日足の付け根のふくらみに気づいたので病院を受診したところ脱腸(そけいヘルニア)といわれ、手術をすすめられました。どのような手術をするのでしょうか。

【中日新聞 2013年9月11日 掲載】

そけいヘルニアは主に小児や中年以降の男性に多い疾患ですが、小児、成人とも約3%前後の発生頻度といわれており、我が国では年間10万人以上の方が手術をうけている比較的身近な疾患であります。そけい部のヘルニアには発生場所により外そけいヘルニア、内そけいヘルニア、大腿ヘルニアの3種類があり、小児と成人では発生機序に違いがあり、手術方法も少し異なります。質問者のような成人の場合でいいますと、現在の手術はほとんどがメッシュと呼ばれる人工素材を用いた非緊張性の修復法が主流です。その利点は術後の痛み、つっぱり感の軽減、再発率の低下があげられ、それにより早期社会復帰が可能となりました。メッシュには数種類ありヘルニアの所見にあわせて使いわけられます。また腹腔鏡での手術も可能ですので担当医とよく相談して手術方法を選択されるといいでしょう。

ここ半年ほど前から、太ももの付け根あたりにコブのようなものが出来ています。長時間の立ち仕事の時に出てきて、特に痛みもないので放置していますが、病院へ行くべきでしょうか。

【中日新聞 2011年10月19日 掲載】

太ももの付け根にできるしこりはいろいろあります。粉瘤腫や脂肪腫などの皮膚・皮下腫瘍、リンパ節の腫脹、そけいヘルニア(脱腸)などです。コリコリした硬さがある場合は粉瘤腫、リンパ節等の可能性がありますし、出たり入ったりするしこりであればそけいヘルニアの可能性が高いです。
しかし、ご自身で診断するのは難しいですから必ず一度は病院へ行き診てもらいましょう。
粉瘤腫であれば化膿することがありますし、リンパ節の腫脹であればその原因を調べる必要があります。また、そけいヘルニアであれば手術が必要となります。特にそけいヘルニアを痛みがないからといってそのまま放置される方がみえますが、飛び出た腸が戻らなくなる嵌頓(かんとん)とよばれる重篤な状態となることもありますので基本的には早めに手術をされるのが良いでしょう。
詳しくは専門医へご相談下さい。

3ヶ月くらい前から太ももの付け根の部分がピンポン玉くらいに腫れてきました。違和感があったのですが最近は痛みも出てきました。知人に相談すると脱腸ではないかといわれました。脱腸とはどんな病気ですか。

【中日新聞 2009年4月16日 掲載】

足の付け根の部分をそけい部といいますが、そこから腹膜の一部が袋状に飛び出した状態をそけいヘルニアといいます。

多くは袋の中に腸がはまり込んで飛び出るため脱腸ともよばれています。
小児や中年以降の男性に多い疾患ですが、女性にも認めます。
症状としては腸が飛び出ることによって生じる違和感や、嘔気、腹痛などがありますが、もっとも重篤なのは飛び出た腸が戻らなくなり激しい痛みが出現する状態です。
この状態をヘルニア嵌頓(かんとん)といい、場合によっては緊急手術が必要となります。
そうならないために早めの治療がすすめられますが、治療は手術が唯一の方法ですので、そけいヘルニアと思われる方は早めに外科を受診しましょう。成人のそけいヘルニアの場合、約1時間の手術で日帰り手術も可能です。